先月のことですが、 APS フィルムのデジタル化をしました。 2000 年から 2003 年くらいまで、 APS フィルム使用の MINOLTA VECTIS 2000 というカメラを主に使っていました。去年 APS フィルムの生産が停止になったので、ラボ機も APS が扱えるものが壊れたら今後対応はしないのではないかと思い、 APS フィルムをデジタル化することにしました。
フィルムスキャンで自分でスキャンする方法もあるのですが、なんといっても作業が大変。 APS フィルムを読み込むのに時間がかかるし、その後の色補正にも時間がかかります。一時期フィルムのスキャンを大量にやったことがあり、その大変さは身を持って知っているので、専門の業者にお願いすることにしました。 APS と 35 mm のフィルムと合わせて 100 本ほどです。
16 Base という大きなサイズで読み込みしてもらいました。 APS だと 3591 × 2048 ピクセル、 35 mm だと 3091 × 2048 ピクセルというサイズになりました。
データ化されたものがこちら。ベトナム旅行記のアイキャッチに使っている写真です。
下はプリントからスキャンしたもの。(旅行記作った時のデータだからサイズがちっちゃすぎ。気が向いたらスキャンし直します。)
APS は 16:9 で記録されていて、プリントするときにサイズを指定できたので、プリントされてないけどフィルムに写ってる部分もスキャンされています。 Exif を見るとノーリツ機でスキャンされているらしく、プリントはフジのフロンティアのお店でやってもらっていたので、色味が少し違います。
35 mm フィルムの防水写ルンですで撮影して、プリントと同時にフジカラー CD にしてもらったものが出てきたので、それとの比較。ランカウイ島のビーチ。
画角が違うのでスキャンされている範囲が違うのと、フジカラー CD の方が砂浜が赤っぽいです。ノーリツ機のほうが自然な感じ。空はフジカラー CD の方が鮮やかかな。フジカラー CD の方は空を鮮やかにするために、全体的に青寄りで補正してあるのかも。色の違いは好みって感じですかね。
APS フィルムには XI データという磁気データが記録されており、撮影日時等が記録されています。この記録を取り出したいなぁ、と思ったのですが、結果的には無理でした。プリントの裏を見ながら Exif タグに打ち込むのはかなり疲れました。
Exif タグを編集するのは ExifChanger というソフトを使用しました。 Mac App Store にあるのは Ver.3 で、 Ver. 4 はサイトから直接購入する形式になっています。でも Ver.3 から Ver.4 へは iTunes ストアの購入メールを作者に送るとシリアルをもらえるので、 Ver. 3 を買ってアップグレードしました。( Apple のレートが変更される前だったので、 Mac App Store の方が安かったのです。)他にも Exif をいじるソフトはあるのですが、ファイルの作成日と変更日を変更することなく Exif タグがいじれるのはこのソフトだけかと思います。 ( ただし Ver. 4 のみ。)ちょっとクセがあってなれるまで大変ですが、マイナーなタグも変更できるので便利です。
ExifChanger の Mac App Store での販売はなくなったようです。作者さんのサイトから PayPal で購入できます。