義父母の家のエアコンの室外機への配管の断熱材が劣化し配管が露出していたので DIY で直した話です。去年 6 月半ばの話の備忘録です。
目次
エアコンの延命のため断熱材の補修をする
去年の 6 月半ばに隣に住む夫の両親がエアコンを買い替えたいといってきました。新型コロナとルネサスの半導体工場の火事での半導体不足の影響でエアコンの値段も上がっています。チラシなどを見ると以前なら標準工事費込みの値段のところ工事なしで同じくらいの価格で載っています。しかも暑くなり始めにいい出したので型落ちの安いエアコンもありません。例年ならば 2 〜 5 月くらいならば昨年の型落ちが安く買えます。
なのでなんとか延命できないかと、以前から気になっていた室外機付近の配管が露出しているのを直したら少しは冷房の効きがよくなるのではないかと思い補修してみました。補修の仕方は以下を参考にしました。
→ぱんぱっちの世渡り散歩:エアコン室外機の銅管むき出し ! 断熱材ボロボロなので自分で交換した。
上記サイトによると銅管のに冷媒が入っておりエアコンの室内機のフィンを冷やしているためそれが露出しているととても効率が悪いそうです。また放置しているとエアコンの寿命を縮めると書いてありました。
まずは冷房が動作しているかを確認するため温度を目一杯下げ運転してもらいました。義母に冷気が出ていることを確認してもらい、部材を取り寄せました。(あとから思うと部屋に上がり込んで自分で確認すべきでした。)
エアコンの配管の断熱材の補修方法
こんなふうに断熱材が朽ちて銅管が露出しています。
購入したのはオーム電機の補修用断熱セットと配管化粧テープセットです。補修用断熱セットにもテープは入っていますが足りなかった場合に備えて購入しました。
銅管を傷つけないように断熱材のきれいなところまでカッターで切ります。
表面が腐食しているのでキッチンペーパーにクエン酸の水溶液をつけたものを巻いて 20 分くらい置きました。(これは別にやらなくても問題ないです。)
腐食した銅が少し取れました。そのあと水で拭き取ります。
補修用断熱セットは 2 本の管がくっついているのでそれをバラしました。
少し長めに切ってはめていきます。
もう片方の管にも被せます。
非粘着テープを下から巻いていていきます。下から巻くのは水が断熱材内部に入らないようにするためです。
2 本の管が合わさるところが巻きにくかったです。非粘着ではくっつかなかったので配管化粧テープセットのビニールテープで巻いて止めました。
こんなふうに綺麗に断熱材が巻けました。
エアコンの配管の断熱材がボロボロになった原因
なんでこんなに断熱材がボロボロになるのか同時期くらいに取りつけられた他の部屋のエアコンを見てみると、管が別れているところから先に非粘着テープを巻いていないことがわかりました。こちらのエアコンは北側に設置してあるため紫外線による断熱材の劣化はあまりなかったようです。今回断熱材を交換したエアコンは南側においてあったので紫外線の影響をもろに受けて断熱材が劣化してしまったのでしょう。つまり施工不良ですね。そして非粘着テープも上から下に巻いてあったのであまり詳しくない人が設置した可能性が高いです。
ちなにみこれが 3 年前も取りつけてもらったエアコンの管の分かれ目ですが、断熱材の上にしっかり非粘着テープが下から上に巻いてあります。非粘着テープに耐候性があり断熱材を保護していることがわかります。
小雨の降る中直したのですが、結局冷気が出てこないということで買い替えになってしまいました。きちんと冷気が出てくること確認してから補修に取りかかったほうがよさそうです。そして何年か前から配管が露出していることに気がついていたのでもっと早く補修していれば、エアコンに負担をかけることがなかったのでもう少し長く使えたかもしれません。