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NASの移行 QNAP TS-212からTS-453Dへ

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QNAP TS-212 と TS-453D

2012 年に購入して使っていた TS-212 の動作がファームウェアのアップデートにしたがって遅くなってきたので TS-453D に買い換えました。去年の 10 月のことですが備忘録として残しておきます。

TS-212 がもっさりするので買い替えを検討

2016 年に HDD が 1 つ故障した際に 4 ベイで RAID 1 を 2 構成にすることを検討して、とりあえず壊れたのを 6 TB の HDD に交換しました。

あれから月日が経ち、やはり RAID 1 は必要ないんじゃないかということで、 TS-212 に搭載していた HDD をそのまま TS-453D に移すことにしました。じゃあ 2 ベイでよかったのではないか、という話ですが、仮想環境を置く SSD を載せたかったので 4 ベイを買うことにしました。 QNAP には Virtualization Station という仮想環境を動かすアプリがあります。これに Windows を入れて動かしたら、便利なんじゃないかと考えたのです。

→ QNAP : TS-453D

なので CPU もクアッドコアでそこそこのものを選びました。 TS-453D には Intel ® Celeron ® J4125 quad-core 2.0 GHz processor (burst up to 2.7 GHz) という CPU が載っています。最大メモリは 8 GB 。これは CPU が対応しているメモリが 8 GB だからしょうがないです。 16 GB や 32 GB が搭載できて認識できるという報告もありますが、大きなファイルを扱ったときにうまく動かないこともあるようなので 8 GB に自分で載せ替えることにします。

→ NAS Compares : QNAP x53D 16GB and 32GB Crucial Memory Upgrade Guide

メモリは Mac mini 2018 の交換前のメモリが DDR4 2666 だったのでこれを載せるつもりです。(下位互換でたぶん動くはずです。)ちなみに SSD はこちらも Mac mini 2009 に以前載せていた 120 GB のものがあるのでとりあえずこれを載せる予定です。

一応以下のサイトで TS-212 から TS-453D へ問題なく移行できることを確認しました。

→ QNAP :互換性一覧

QNAP TS-453D の開封

TS-453D とその付属品

同封品はこんな感じです。

PCI-e のベイがあるが市販のブラケットは取りつけられない

裏側に PCI-e が取りつけられる場所がありますが、市販のブラケットはつけられず加工する必要があります。

→ Qiita : QNAP の PCIe に一般のカードが挿せないので何とかする (How to install my PCIe card in QNAP)

QNAP TS-212 から TS-453D への移行

旧 NAS から新 NAS への移行については以下を参考にしました。

→ QNAP :旧 NAS からの移行

→PC元気化ブログ: QNAP TS-231+ から TS-231P への移行(自宅編)

ポイントは以下の 2 つです。

  • ファームウェアのバージョンをあわせること
  • HDD の順番を間違えないこと

TS-212 のファームウェアのアップデート

TS-212 は QTS 4.2.4 のまま使っていた

QTS 4.2.4 のままずっと使っていたのをこの時点で最新の QTS 4.3.3 にしました。

TS-212 を QTS 4.3.3 にアップデート

その他やったことは以下の 2 つ。

  • アプリのアップデート
  • システム設定のバックアップを取る
システム設定のバックアップを取る

QNAP TS-453D のファームウェアの確認

工場出荷時は admin のパスワードは MAC アドレス

工場出荷時には admin でログインするためにデフォルトのパスワードは MAC アドレスです。

→ QNAP : Default password of admin is changed to first MAC Address after QTS 4.4.2

Qfinder からファームウェアをアップデート

ファームウェアのバージョンを合わせようと思って、 Qfinder からファームウェアのアップデートをしようとしたら最新バージョンですといわれました。

Qfinder からファームウェアをアップデートしようとしたら最新のファームウェアだといわれる

TS-212 を開腹し HDD を取り出し TS-453D に装着

TS-212 は下側が HDD1 で上が HDD2

TS-212 は下側が HDD1 で上が HDD2 なので、その順番で TS-453D のベイにセットします。

TS-453D は右側から HDD 、 HDD2 の順

TS-453D は左から HDD1 、 2 と並んでいます。

HDD をセットし電源を入れると再構築が始まる

電源を入れると構築がはじまり、 Qfinder から見ると、 TS-453D が TS212 の名前で見られるようになりました。

NAS の名前が TS212 になってしまった

NAS の名前が以前つけた前の機種名になってしまいましたが、名前を変更するとパスが変わってしまいいろいろ設定を直さないといけなくなるので、名前はこのままにすることにしました。ハードが変わっても問題ない名前(例えば TSNAS とか)にすればよかったと後悔しています。

QNAP TS-453D の読み込み書き込みのスピードテスト

TS-212 のベンチテストでは読み込みが 29.9 MB/s で書き込みが 8.7 MB/s でした。

TS-212 のベンチテストは読み込みが 29.9MB/s で書き込みが 8.7MB/s

TS-453D に移行後のベンチテストでは書き込みが 107.3 MB/s で書き込みが 106.2 MB/s になりかなり早くなりました。

TS-453D のベンチテストは書き込みが 107.3 MB/s で書き込みが 106.2 MB/s でかなり早くなった

メモリが 256 MB から 4 GB になったのが一番影響が大きいと思います。 

続けてメモリを交換しようと思っていたのですが、 4 GB でも特に問題なく使えているので、保証期間が終わってから交換しようと思っています。いろいろ忙しくてまた仮想環境も構築できていません。

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