完ミならではの哺乳瓶の乳首についてです。深く考えず哺乳瓶はピジョンの母乳実感を揃えたのですが、この哺乳瓶につける乳首は月齢に応じてサイズアップが必要です。その時期がわからず息子に負担をかけた話と母乳実感の哺乳瓶にピーンスタークの乳首を取りつけて使っている話です。
目次
SS から S へのサイズアップが遅くゲップが出ずに泣き叫ぶ
ピジョンの母乳実感の哺乳瓶を使っているのですが、新生児用の SS の乳首から S サイズの乳首へのサイズアップの時期がわからず、生後 1 か月に入ってからもずっと SS の乳首を使っていました。 SS の乳首を使っていても 100 ml を 8 分ほどで飲んでしまい、箱に書いてある時間はかかりませんでした。 SS より穴が大きい S に変えたらもっと早く飲み終わってしまうのではないかと思い SS を使い続けていたのです。
生後 2 か月に入ってすぐゲップが出なくて泣き叫ぶことがまた増えたので解決策はないかと、「カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」を読み返していると、トラブルシューティングのゲップの項に哺乳瓶の乳首が小さすぎるか大きすぎることが原因のこともあると書いてあったので、乳首を SS から S に変更してみました。飲む速さは変わらず 100 ml を 8 分で飲んだので変えた意味があったのかと思いましたが、白湯を飲ませるときだけ乳首が足りず SS を使ったらゲップをさせるときにものすごく泣き叫んだので、乳首が合ってないのだとわかりました。息子は SS の乳首でもっとミルクが出てきてほしいと力いっぱい吸って空気まで大量に吸い込んでしまっていたようです。もっと早く SS から S にサイズアップしてあげればよかったです。ネットの情報だと乳首のサイズアップをしなくても支障はないとかかれていますが、支障があったので書き残しておきます。
乳首を S から M にサイズアップで調乳時にキャップの下からミルクが漏れる
乳首を SS から S に変えるタイミングを誤って空気が入りすぎてギャン泣きさせてしまったので、 S から M への変更は早めに( 3 か月に入ってすぐに)行いました。
しかし乳首の M に変えてからむせる時とそうではない時があって、なんでだろうと思って乳首 S に戻してみたりしたのだけれど、結局は新しくおろした乳首が原因でした。通気バルブからうまく空気が入らなくて、吸ってもミルクが出てこないから空気をたくさん吸ってしまっていたようです。しかもこのむせる乳首は調乳の際、熱いお湯を入れたときに空気が少しも抜けないので哺乳瓶とキャップの境からミルクが漏れてくるのです。このミルクが漏れてくる現象は S サイズのときにもあり、原因を特定するために乳首とキャップの組み合わせを変えて熱いお湯をいれて振って漏れてくるか確かめてみたところ、原因は 1 つの乳首だったのでそれだけ使わないようにしたのです。 S から M に変えたときも漏れる乳首があり 4 個中 2 個使いものになりませんでした。なんだか乳首に振り回されてここらへんからピジョンの母乳実感の乳首に不信感を抱き始めます。
母乳実感の乳首に愛想がつきビーンスタークの乳首を試してみる
あまりにもピジョンの母乳実感の乳首に振り回されているので、生後 3 か月半で乳首を他のメーカーに変更することを検討しました。調べてみると母乳実感のボトルにビーンスタークの広口の乳首がつくようなので、ビーンスタークの乳首を買ってきて試してみました。ビーンスタークの乳首は新生児から卒乳まで 1 種類だけです。
→初めての妊娠出産育児:ビーンスタークとピジョンの哺乳瓶とニプルを組み合わせる
母乳実感とビーンスタークの広口の哺乳瓶は径がほぼ同じなので互換性があるようです。ピジョンの母乳実感の哺乳瓶にビーンスタークの乳首(ニプル)をつけてみました。ビーンスタークは乳首のことをニプルというらしいです。
ビーンスタークの乳首でごくごくと調子よく飲んでくれました。しかしビーンスタークの乳首の先端には弁がついており、乳首の先を洗うのに専用の洗浄棒を使う必要があるため夫が面倒だというので、結局母乳実感の M を使うことにしました。母乳実感の空気が入りにくいハズレ乳首の通気バルブをビーンスタークについてきた洗浄棒の針でグリグリしたら、空気が入るようになりいくらかマシになりました。
母乳実感 M サイズを新調したらまた飲みにくい乳首が多い
母乳実感の M サイズの乳首を使っていた 4 か月のある日、上ではなく横を向いてミルクを飲むようになりました。遊び飲みかな、と思っていたのですが、 M サイズの乳首が古くなってスリットが裂けミルクがたくさん口に入ってしまうことが原因だったようです。裂けた M 乳首を使っていたときは吐き戻しも多かったです。
寿命だったので母乳実感の乳首の M サイズを新調しました。新しくした 3 つの乳首のうち 1 つは空気の入りが悪く少し飲んだら拒否します。しかしお腹は減っているので機嫌が悪いです。もう 1 つは空気弁が弓なりに破損し空気が入りすぎるので出がよすぎるので横を向いて飲みます。
母乳実感に見切りをつけビーンスタークを使用する
結局母乳実感 M はまともに使える乳首が新しくおろした 3 つ中 1 つだったので、生後 4 か月の終わり頃に母乳実感にもう見切りをつけビーンスタークの広口の乳首に変えることにしました。
しかし以前お試しで買っていたビーンスタークのニプルはシリコンが固くなってしまったのか、通気孔から空気が入っていかないためニプルがつぶれ息子が飲むのを嫌がります。空気が入るようにキャップを緩めたら盛大に横から漏れてしまいました。飲ませるのと着替えなどに時間がかかり起きてる時間の大半が授乳で終わるので本当に疲れます。
ピジョンの母乳実感の哺乳瓶にビーンスタークのニプルを取りつけたのでそれがいけなかったのかとビーンスターク哺乳瓶の本体も購入しました。
説明書を読むと通気孔から空気が入りにくくなった場合、 3 分ほど煮沸して洗浄棒の針でぐりぐりしろと書いてあったので、そのようにしたら空気の入りはだいぶマシになりました。
でも毎回煮沸してグリグリするのは面倒なので、熱が加わった後に通気孔に力が加わってシリコンにクセがつけばいいのだろうと解釈しました。煮沸は面倒なので電子レンジで消毒してから通気孔に洗浄棒の針を刺して 6 時間くらい放置しました。
これで新しいビーンスタークの乳首も空気の入りがよくなります。また乳首がシリコンゴムなので冬になるとシリコンが硬くなりより空気が入りにくくなるようです。
注意してほしいのはビーンスタークの哺乳瓶の消毒は煮沸と薬液のみで電子レンジは対象外です。ボトルの素材にトライタンが使われており、トライタンの耐熱は 100 ℃だから電子レンジに対応していないのです。ニプルはシリコンゴムなので電子レンジにかけても大丈夫だろうと自己責任でやりました。
母乳実感とビーンスタークの哺乳瓶の互換性の検証
せっかくビーンスタークの広口哺乳瓶の本体も買ったので、母乳実感の哺乳瓶との違いを比べてみることにしました。
まず母乳実感のキャップの上にビーンスタークのキャップを重ねておいてみました。
ビーンスタークの方が 1 mm ほど大きいです。
母乳実感の乳首はキャップの上からねじ込むように説明書に書いてありますが、ビーンスタークのニプルは先を持って引き抜くように装着するようです。
それで上の写真のようにニプルをキャップに取りつけたときに、しっかりニプルの底がキャップに沿っていないと漏れの原因になります。
上の写真のようにニプルを内側から押してきちんとはめると漏れることがなくなります。
フードをはめてみても乳首の高さのほぼ一緒なので飲み孔がフードにあたり振っても出てきません。ビーンスタークの乳首は全体的に飲んだときの上側に乳首が寄っているので、母乳実感のフードの中心には当たりませんが問題はないようです。
ビーンスタークのニプルを母乳実感の哺乳瓶に取りつけて使ってみた感想
生後 10 か月の現在もビジョンの母乳実感の哺乳瓶にビーンスタークのニプルをつけて使っていますがなんの問題もありません。全月齢で使えるのでサイズアップを考えなくていいビーンスタークの乳首は本当に楽です。飲み孔が裂けてないかだけ確かめればいいので、いつサイズアップしようと考える脳のリソースが減るからです。
少し空気が入りにくいので、飲む前にキャップを開けて通気孔の割れ目を爪で弾くと空気の入りがよくなります。それでも空気が入りにくい場合はキャップをグリグリとミルクが漏れない程度に緩めたり締めたりを繰り返すと空気が入るようになります。
ニプルだけ 100 均ケースで消毒
消毒をいつやめようかと思いつつ、生後 9 か月までずっと義姉から譲ってもらったコンビの除菌じょ〜ずで哺乳瓶を消毒していたのです。
特に生後 4 か月でビーンスタークのニプルに変えてから、構造が複雑で乾きにくそうだし、空気が入りやすくなるように温めて洗浄棒を挿すために電子レンジ消毒をやめることができませんでした。ニプルだけ消毒できればいいので哺乳瓶が 1 本入る以下の消毒ケースを買うことを検討しました。この商品はレンジで 3 分でいいそうです。
しかし別に哺乳瓶用じゃなくても蓋まで電子レンジにかけられるポリプロピレン製の容器に水を入れてレンジで沸騰させればいいのではないか、と思い、ダイソーでニプルが入りそうな下の写真の容器を買ってきました。
電子レンジ調理ができる容器でフタをしたままでも圧力がかかりすぎないようにエアを抜く穴がついています。
これに水を 50 ml 入れて 500 W で 3 分レンジにかければ消毒ができます。水の量とかける時間は哺乳瓶 1 本のレンジ消毒のケースを参考にしました。コンビの除菌じょ〜ずがレンジで 5 分なので、レンジにかける時間を 2 分短縮することができました。 1 日 2 回と結構な頻度でかけるので電気代も少し安くなるはずです。