一昨年( 2018 年)の台風 24 号で雨戸の戸板と戸袋の鏡板が外れたのを去年修理したのを記事にまとめました。ついでに壊れた戸車も直しました。
目次
台風で壊れた雨戸の現状
2018 年の台風 24 号の際に大規模停電をしたのですが、風が強く雨戸の戸板(雨戸パネル)が外れました。下の写真のようにたるんでしまっています。
ちょうど風が渦を巻くところの窓で、雨戸の隙間から風が入り戸板が押し出されたのでしょう。
家の内側から見ると框と戸板と留めているリベットが外れてしまっています。
また戸袋の鏡板(戸袋を覆っている板)と台輪を留めているネジが紛失していることに気がつきました。これも修理しなければなりません。
そして修理している過程で戸車が両側壊れていることが発覚しました。どおりで雨戸を閉めるときにすごく重かったはずです。
この 3 点を修理しました。
雨戸の戸板の修理
戸袋の出入り口の板(妻板)を外すと、修理する雨戸が取り外せます。
外れている戸板を框にはめ込みます。これが結構大変で片方が入れば片方が浮き上がりといった感じでした。 2 人でやった方がいいです。
戸板と框を固定するのにはリベットを打ちます。リベットとハンドリベッターがセットになっているものを購入しました。セットに不足しているリベットでは数が足りなかったのでリベット単体も買いました。
リベットで留めます。
全体を留め終わったところです。
外れた戸袋の鏡板の修理
次に戸袋の鏡板と台輪のネジが外れているところを修理しました。
台輪側のネジ山が潰れてしまっているので、ネジだけで修理するのは無理だと判断しい、中空でも締められるナットを買ってきました。
穴に入らないので、ドリルで穴を大きくしようとしたのですが、思った以上に削らないと入らないので、この修理方法はあきらめました。
結局台輪の別の部分にドリルで穴を開けリベットで固定しました。鏡板を外すことがあったらリベットを破壊して外すことにしました。
雨戸の戸車の修理
雨戸の戸板を修理している過程で戸車も壊れていることに気がついたのでついでに修理しました。
こんなふうにプラスチックの車部分が欠けてなくなってしまっています。
戸車を外しました。
この家のサッシは日鉄サッシが主に使われていて、会社が吸収合併でなくなっているので補修部品も純正は手に入りません。なので汎用戸車で修理することにしました。
溝の深さを測ると幅 14 mm 、深さ 33 mm でした。
購入した取替戸車です。
これを雨戸の下框の溝にはめ込みます。戸車の修理はこれだけです。
雨戸のはめ込みと微調整
雨戸を枠にはめたところ。雨戸の上側に隙間が空いています。もう一度枠から取り出し、修理した雨戸の右側の戸車を下げました。
大体隙間がなくなったところ。
台風被害にあって半年以上たってから修理しましたが、台風の季節に間に合ってよかったです。すべての工程を 1 日でやったわけではなくトータルで 4 日ほどかかりました。雨戸の戸車も変えたので雨戸を閉めるときも軽いです。修理してから 1 年以上経っていますがその後問題は起きていません。