GIMP 3 にプラグインの Batcher をインストールして、このサイトの画像の一括処理するバッチを作成しました。 2026 年の 4 月頃の話です。
目次
GIMP を使おうと思ったきっかけ
前回記事にしましたが、サイトの LCP を速くするために、背景画像をクオリティーの低い WebP 画像にして容量を減らし自分のサーバーに置くことにしました。ブログ本文の画像は今まで通り Google フォトの画像を Blogger 経由で URL を取得して、パラメーターで WebP でに変換して出力しています。そして Google フォトに保存する形式を容量が小さい AVIF にすると元の画質で保存されるので AVIF で保存することにしましたが、使っている現像ソフトの Luminar Neo には AVIF で保存する機能がありません。そこで GIMP を使ってバッチ処理することにしました。
GIMP と Batcher のインストール
GIMP 3 をダウンロードしてアプリケーションフォルダにコピーします。
→ GIMP : Downloads GIMP for macOS
GIMP を開き「 GIMP 」→「設定」を選択。サイドメニューから「フォルダー」→「プラグイン」と選択し、プラグインフォルダーの場所を確認します。 plug-ins フォルダーがない場合は作成します。
プラグインフォルダーを選択して、一番右の引き出しのようなアイコンをクリックすると Finder でプラグインフォルダーが開きます。
plug-ins フォルダーがない場合は作成します。 Finder を選択した状態で、 option キーを押しながら、「移動」メニューをクリックすると「ライブラリ」が選択されるので、そこから移動すると楽です。
plug-ins フォルダーを選んだ状態にします。
以下から Batcher をダウンロードします。
→ Batcher
ダウンロードした ZIP ファイルを解凍してすると、中に「 batcher 」というフォルダーがあるので、それを先ほど開いた plug-ins フォルダーに移動します。
GIMP を一度終了して、再度起動すると、「ファイル」に「 Batch Convert …」という項目が現れます。
これを選択すると「 Batch Convert 」という画面が開き、バッチ処理ができます。
ウォーターマークを入れて AVIF 形式で保存するバッチ処理
例を挙げてバッチ処理を設定の仕方を説明します。
ウォーターマークの画像を用意
まず GIMP でウォーターマークの透過 PNG 画面を作ります。
用意する画像より大きい正方形のキャンバスに文字をいれ、シャドーやレイヤーモードを変更してどの画像でも見やすいように画像を作ります。
具体的には下のレイヤーにサンプルの画像複数を入れて、ウォーターマークのレイヤーの「透明度」を「 90 」にしてレイヤーの「モード」を好みのものに選択します。どの画像でもウォーターマークが見えるようにシャドー等を設定しました。「モード」は「ハードライト」にしました。
納得のいくものができたら、レイヤーをコピーして「モード」を「標準」、「不透明度」を「 100 」にして、他の画像は非表示してから透過 PNG で書き出します。
これでウォーターマークの文字の部分の用意ができました。
Batcher にてバッチ処理の設定
次に Batcher にてバッチ処理を設定していきます。
「 Output Folder 」は適当は場所を選びます。
「 Filename and Format 」にて「 HEIF/AVIF 画像」を選択します。横の歯車マークをクリックすると、保存形式のオプションが設定できます。これは好みで設定すればいいのですが、わたしは以下のように設定しました。
- 品質
- 50
- ビット深度
- 8
- ピクセル形式
- YUV420
- エンコーダーの速度
- 平衡
- Exif データを保存
- チェックを外す
- Perform export
- For each image
「 Filename and Format 」は以下のように設定し、処理した日の日付と連番になるようにしました。
名前の付け方は以下のを参考にしてください。
→ Batcher : Renaming
そしてアクションを追加していきます。
まずはウォーターマークの画像を前面レイヤーに挿入します。「 + Add Action …」をクリックして「 Layer and Composition 」→「 Insert Foreground 」を選択します。
「 GIMP 」で作っておいた透過 PNG の画像を選択します。
ウォーターマーク画像を画像に合わせてリサイズします。幅と高さを共に「 Current Image 」に対して「 100 % 」にして、「 Aspect ratio 」を「 Fit with padding 」にします。これで幅と高さの短い方に合わせてウォーターマーク画像を縮小してくれます。
これでレイヤーモードを設定すればいいのですが、 GIMP 3 からレイヤーの扱いがかなり変わったため、互換性を考慮してか古いレイヤーモードの「 gimp:layer-mode 」も選択できてしまします。これを選択するとレイヤーのかかり方が変わってしまうので、選ばないようにしましょう。わたしはこの罠にハマって 1 日くらい時間を無駄にしました。
真ん中あたりにある「 gimp-layer-set-mode 」を選び、ウォーターマークの画像に適応したいので「 layer 」を「 Layer Above (Foreground) 」、「 mode 」を「 GIMPKAYERMODEHARDLIGH 」を選択します。
次に「 gimp-layer-set-opacity 」を選び、「 layer 」を「 Layer Above (Foreground) 」、「 opacity 」を「 90 」に設定します。ここらへんの設定は GIMP でウォーターマークを作ったときのレイヤーの設定と同じにします。
最後に「 Marge Foreground 」を追加しレイヤーをマージします。これで画面にファイルをドラッグ・アンド・ドロップして「 RUN 」をクリックするとバッチ処理が走ります。
左下の「 Setting 」から「 Save Settings 」を選ぶと設定が保存できます。
レスポンシブデザインのためいろいろなサイズの画像を書き出す
ブログの背景画像のためにいろいろなサイズの画像を書き出すためのバッチ処理です。
Scale にて画像のサイズを変更します。
リネームします。
WebP で保存します。 CSS でぼかすので画像の容量を小さくするために「画像の品質」は「 0 」にしています。
これを画像のサイズの数だけ繰り返して作ります。大きな画像から小さな画像へと変換していくのがポイントです。そしてバッチ処理の「 Filename and Format 」には同じリネームの文字をいれて、「 if a flie already exists 」を「 Skip this file 」にすると最後の画像が 2 つ保存されるのを防げます。
GIMP も Batcher もクセがありますが、一度設定してしまえば同じ処理を繰り返しやるのにはうってつけのツールです。



























