ジーナ式は昼間の生活を整えよく眠ってもらって昼間ご機嫌に過ごしてもらうルーチンですが、睡眠環境のひとつとして今回はベビーベッドの話です。
目次
もらいもののベビーベッドをずっと使っていた
ベビーベッドは友人夫婦がリサイクルショップで購入したけれど使用しないといったものを譲ってもらいました。一般的な日本のベビーベッドでベッドの下に物入れがついており、ここを開け締めする扉がついています。
これに固綿敷き布団を購入し、防水シーツは蒸れるだろうと思い 140 × 70 cm の厚手の大判バスタイルを敷き、ガーゼの敷き布団カバーをかけていました。
ベビーベッドの横桟で目を打ち内出血するケガをした
一番上の段で使っているときは問題がなかったのですが、つかまり立ちを始めてベビーベッドを一番下の段にしたときに問題が起きました。あれは 1 歳 6 か月検診の次の日でした。昼寝をしていて寝返りをしようと一度起き上がり反対方向に倒れた際にベビーベッドの物入れに横桟に顔を打ち左目の目尻から出血しました。
ベビーベッドのこの部分です。
その日は 3 連休の中日で調べると当番医の眼科が夜からだったのでいったのですが、なんと受付の女性らしき人は来たのですが、肝心の医師は現れず診察してもらえませんでした。女性が何度も電話をかけていましたが、なかなかつながらなくてやっとつながったけれど結局診察できないということでした。(多分三連休で食事にいってお酒を飲んでしまったのでしょう。または三連休を利用して遠出してた可能性があります。かなり無責任は医者です。)次の日隣の市の当番医の眼科へいきました。 1 歳 6 か月検診でもらってきた鼻風邪を引いており鼻水吸引をしていいか確認したかったのです。この出血だと骨には異常はないから鼻水吸引しても問題ないでしょうとのことでした。
話が逸れましたが何がいいたかったかというと、ジーナ式でひとり寝させるなら日本式の下に物入れがついているタイプのベビーベッドは危ないので使わないほうがよいとことです。この他にも扉が空き頭が挟まり窒息死する事故がおきているようです。
→朝日新聞:ベビーベッドの窒息事故相次ぐ 収納扉開き頭部挟まる
ベビーベッドに結束バンドとタオルで対策する
物入れは開かないように結束バンドで留めました。
前面の扉も開かないように結束バンドで留めました。
顔を打った横桟にはタオルを当ててビニールテープを巻き、今度同じ事態になっても内出血しないように対策しました。
実家に買った Boori の大人までベッド「イートン」
さてこれまでの記事に何度も出てきていますが、去年 1 年間は年始めに父が倒れ、それから祖母の家の片づけと姉の遺品整理を実家でしていたのですが、問題は息子の睡眠環境です。片づける人がいなかったようで部屋は物で溢れており、とても息子をひとり寝させる環境にはありませんでした。 2 歳 6 か月を過ぎ体重も 15 kg とベビーベッド卒業の時期ですが、安全を考えるベビーベッドで寝かせるしかありません。
調べてみると Boori (ブーリ)というオーストラリア発祥のベビーベッドが内寸 133 cm × 70 cm で日本のベビーベッドより一回り大きく、専用マットレス使用時の耐荷重は 170 kg で息子でも十分使えそうです。そこでメルカリでひとり寝せず添い寝になってしまった方の Boori のベビーベッドを購入しました。当時の最上位ラインの大人までベッド「イートン」というものです。ベッドガードもついていてお買い得でした。
→ Boori :大人までベッド『イートン』
一足早く実家へいき姉の部屋を片づけてやっとベビーベッドを置ける空間をつくり、 2 人で組み立てと説明書に書かれていたのを 1 人でなんとか組み立てました。その間、息子はいつものジーナ式のルーチンで自宅でグズることもなく生活できていました。非常時にわかるジーナ式のすごさです。
自宅にも買った Boori の 6 歳までベッド「ジャズ」
Boori (ブーリ) のベッドは実家で使い終わったら自宅に運べばいいやと思ったのですが、思った以上に実家での期間が長くなってしまい、しかも去年の年末に自宅に帰ったとき息子が「このベッドいや、新しいお家がいい」といい出しました。「新しいお家」とは実家のことで、自宅よりも築年数は古いのですが、何回かリフォームしているので息子には新しく感じるようです。確かに新生児から寝ている固綿布団と Boori のマットレスじゃ寝心地が雲泥の差ですよね。
というわけで、またメルカリとにらめっこしてまた添い寝になっていまいベビーベッドを処分したい方の Boori のベビーベッドを購入しました。 6 歳までベッドの「ジャズ」というものです。実家の方がフレームはかなりいいやつですが、こちらは未使用のベッドパッドやシーツもついていてお買い得でした。(サイズが特殊なので揃えると結構なお値段がするのです。)まさか 2 台も Boori のベッドを買うとは思っていませんでした。
→ Boori : 6 歳までベッド『ジャズ』
このベビーベッドは片面がスライドして開きますが、マットレスが下段にあるときは開かないようにネジでロックできるようになっています。
新しいベッドで寝た次の日は「おかあさん、新しいベッドありがとう」と何度もいってくれました。 Boori のマットレスの方が寝やすいようで、朝起きてからもご機嫌でした。息子の場合、睡眠環境にお金を使うのはリターンが大きいです。
専用のベッドガードもすでに別途購入したのですが、 2 階の階段前に柵を取りつけることができず、安全のためまだベビーベッドのままで寝ています。
Boori ジャズに専用ベッドガードをつけトドラー仕様にやっとしました。自分でベッドに出入りできるのでうれしそうです。
まとめとおすすめのベッド
日本のベビーベッドは基本ひとり寝を想定していないので安全性が低いです。ひとり寝のジーナ式に適したベビーベッドは柵が開かず物入れなどもないシンプルなものがおすすめです。おすすめは安いし柵が開かない IKEA の SNIGLAR (スニーグラル)というベビーベッドです。サイズが 120 cm × 60 cm と日本の標準より横幅が 10 cm 小さく特殊なのでマットレスやベッドシーツなども IKEA で揃える必要があります。ボックスシーツ類はたるむのがきにならないなら日本のものが使えると思います。
→ IKEA : SNIGLAR スニーグラル
しかしジーナ式がうまく軌道に乗ってひとり寝できるとは限らないので、初めは安い日本の中古のベビーベッドを先に挙げた安全対策を施した上で使い、ひとり寝が定着したら Boori の中古を手に入れ、ベッドガードを使って 6 歳まで使うのがコスパがいいと思います。( Boori のベッドにも 6 歳まで使えないもの、またサイズが日本のものと同じ 120 cm の長さのものがあるので注意してください。)
またジーナ式は袋状のスリーパー(スリープバッグ)を使うので掛け布団やまくら類は用意しなくて OK です。
ただ気をつけてほしいのはつかまり立ちして歯が生えてくると柵をかじるので、ここで Boori のベッドを使ってると精神を削られると思います。 Boori のベッドは柔らかい木を使っていますし、噛み跡があるとリセールが悪くなります。バスタオルを巻くかベビーベッド用のレールカバーを取りつけておくほうが精神衛生上いいと思います。
ちなみにうちはもらいもののベビーベッドだったのでノーガードでしたらこれくらいかじられました。
遅めのトイトレをジーナ式でした話です。