トイレのうず

自宅の息子の寝室にも SwitchBot の温湿度計とミニハブを導入し、リモコンが使えるオイルヒーターに買い替え、リモコン信号で設定温度を自動で上下させ、天気予報が外れても一定温度に保つようにしました。今年 2 月から 3 月にかけての話です。

SwitchBot でオイルヒーターを制御するためリモコンつきに買い替える

うちの息子はわたしに似て睡眠命でよく眠れないととても機嫌が悪く、それにつきあうととても疲れます。よく寝てご機嫌に過ごしてくれるとひとり遊びもはかどりニコニコしてわたしも気が楽です。それでも昼寝があった頃は機嫌が悪かったら少し早めに寝かせたりと調整可能でしたが、昼寝がなくなり夜の睡眠の質で翌日の育児の難易度が変わるのです。なのでなんとしても気持ちよくぐっすり眠ってほしいのです。そのため息子の睡眠環境にはかなりの投資をしています。

少し前に湿度計が狂った加湿器の制御をするために SwitchBot の温湿度計とミニハブを購入しました。

このときすでにオイルヒーターをリモコンが使えるものに買い替えたいという野望を抱いていました。リモコンが使えるのはデロンギの最上位機種になるので、新品ではなく中古を狙ってメルカリを見ていたら、シーズン終わりでお買い得品があったので買ってしまいました。

中古で購入したデロンギのベルカルドオイルヒーター  RHJ75V0915-GY

実家のと同じ型番のデロンギのベルカルドオイルヒーター RHJ75V0915-GY です。

ホコリを被っていたので綿棒で掃除した

ずっと放置されていたようで網の中に埃が積もっていたので綿棒で掃除しました。

SwitchBot の設定

SwitchBot の設定は実家で行ったのと同じなので下記の記事を参考にしてください。

SwitchBot のハブミニと温湿度計

SwitchBot 導入前の寝室の温湿度

リモコンのオイルヒーターが到着する前に従来のオイルヒーター(デロンギ RHJ65L0915 )で一晩過ごし温度のデータを取ったのが下図です。就寝 1 時間前からエアコンの暖房で部屋を温め消してからオイルヒーターをつけています。

湿度が 55 〜 66% の間に収まった

土壁で断熱がガバガバで日中も寒かった日なので途中から室温が下がることなく一定で、これならオイルヒーター買い替えなくてよかったのではないかと思いました。

SwitchBot 導入後の試行錯誤

しかし暖かくなってくると、寝始めと明け方の室温の差が大きくなってきたので、シーンを使って温度をトリガーに設定温度を上下させることにしました。

室温 14.0 ℃〜 14.5 ℃に保つ

14.0 ℃〜 14.5 ℃の間を保つようにシーンを設定しました。具体的には以下のようです。

  • 14.0 ℃より低いときオイルヒーターの設定温度を 1 ℃上げる
  • 14.5 ℃より高いときオイルヒーターの設定温度を 1 ℃下げる
室温 14.0 ℃〜 14.5 ℃に保つシーン 2 つ

実際に動かしてみたときの室温のグラフが以下です。

実際に動かしたところ 14 ℃以下になるし明け方の室温が低い

温度の振り幅が広く、また明け方に温度が少し下がっています。これだと丸まって寝ているし朝鼻水を垂らしているのでたはた寒いようです。本人も寒かったときいっていました。

どうやら新しく買ったオイルヒーターは空気を暖める対流に多くエネルギーが使われるので室温は上がりますが、その分輻射熱は少なくなるので寒く感じるようです。

室温 14.5 〜 15 ℃に保つ

そこで実家と同じく室温が 14.5 〜 15 ℃になるようにシーンを変更しました。

  • 14.5 ℃より低いときオイルヒーターの設定温度を 1 ℃上げる
  • 15 ℃より高いときオイルヒーターの設定温度を 1 ℃下げる
室温 14.5 〜 15 ℃に保つシーン 2 つ

これで過ごしてみたところ 14.4 〜 14.8 ℃の間でうまく動きました。

14.4 〜 14.8 ℃の間でうまく動いた

ぐっと室温が下がる時間帯に 1 ℃上げるシーンを追加

しばらく様子を見ていましたが、 22 時から 1 時くらいの室温が低い日がありました。

22 時から 1 時くらいの室温が低い日のグラフ

実家では 1 ℃設定温度を上げるだけでは室温が 14.5 ℃を超えないことがあり、寒いままだとそれ以後トリガーが動かないので、 30 分おきにスケジュールで温湿度をチェックし温度を上下させていました。とても非効率ですしシーンの数がすごく多くて管理が大変です。

21 時 30 分から 23 時に 14.5 ℃より低いなら 1 ℃上げるシーンを追加

そこで思いついたのが、ぐっと室温が下がる 21 時 30 分から 23 時の時間帯だけ 14.5 ℃より低いときに 1 ℃上げるシーンを追加して合計で 2 ℃上がるようにしました。

室温 14.0 〜 14.7 ℃とほぼ一定になった

すると室温 14.0 〜 14.7 ℃と大体うまく動くようになりました。

春が近づき室温がぐっと下がる時間帯が変わる

室温が下がる時間帯が変わり室温が下がり続ける

うまく動いていて室温を 1 ℃以内に保てるようになったので気にしていなかったら、暖かくなってきて室温がぐっと下がる時間が変わり、追加で 1 ℃上げるシーンの時間帯を外れてしまい、設定温度が上がらなくて室温がぐんぐん下がっていってしまいました。

0 時 30 分〜 2 時まで 14.5 ℃より低い時に 1 ℃上げるシーンと保険のシーンを追加

対策として 0 時 30 分〜 2 時まで 14.5 ℃より低い時に 1 ℃上げるシーンを追加し、保険で 14.0 ℃より低い時に 3 ℃、 13.5 ℃より低い時に 4 ℃上げるシーンを作りました。

14.5 〜 15.3 ℃程度に収まった

大体 14.5 〜 15.3 ℃程度に収まるようになりました。もっと暖かくなってきたら追加で 1 ℃上げるシーンはオフにしようと思います。

今までは天気予報の 1 時間ごとの予報をチェックし、明け方の気温からオイルヒーターの設定温度を決めてしました。しかしこれだと寝入り端の室温が高めでした。 今回 SwitchBot の温湿度計とハブミニを組み合わせることでほぼ自動で室温の調整をしてくれるようになり、タクスが頭からひとつなくなり楽になりました。息子も鼻風邪を引かないしご機嫌に過ごしてくれます。

春が近づきぐっと気温が下がる時間がまちまちになったので、廊下にもうひとつ SwitchBot の温湿度計を導入してその変化でオイルヒーターが合計 2 ℃上がるようにしました。また春に寝入り端のエアコンの冷房と明け方の寒さ対策のオイルヒーターでの暖房を廊下の温度で切り換えるようにしました。

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