Amazon のタイムセール祭で Echo dot と SwitchBot ミニハブのセットが安かったのであまり熟考せずに勢いで買ってしまいました。リビングの照明、テレビ、 Fire TV を音声操作できるようにしスマートホーム化した備忘録です。今年 3 月の話です。
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Echo dot と SwitchBot のハブミニを Amazon のタイムセール祭りで衝動買い
今年の初めから息子の寝室の温湿度を一定に保とうと SwitchBot の温湿度計とハブミニを導入して試行錯誤していました。
そんななかテレビなどを音声で操作できたら便利だな、と思ったのです。 Echo dot は Amazon のスマートスピーカーで、 Alexa に話しかけることで音声で家電等を操作できるものです。例えば息子が YouTube 見ているときの広告スキップの動作などです。(衝動買いしたのは実家の片づけや父の入院などでストレスが溜まっており、全然違うことを考えいたかったのだと思います。)
こちらが Amazon の Echo dot 第 4 世代です。 SwitchBot のミニハブとセットで安かったのです。勢いで買ったので使っている Amazon Fire TV (第 2 世代) は対応していませんでした。
→ Amazon ヘルプ&カスタマーサービス: Fire TV および Echo 端末スピーカーシステム対応の Amazon デバイス
Fire TV を動かせないなら返品して Fire TV Cube とか買った方がいいのかと思いましたが、去年の夏に買い替えた Hisense のテレビも非対応なので結局 Cube のテレビ操作機能は使えません。なので HDMI-CEC (HDMI リンク ) 経由でテレビのリモコンの赤外線信号を SwitchBot のハブミニから出すことで操作すればいいかと思い返品は思い留まりました。
結果的には思った以上にデフォルトで Fire TV もそれなりに連携し操作できて満足です。
Alexa に呼びかけて SwitchBot 経由で照明のオンオフ
うちにはスマートホームに対応した家電がないので SwitchBot のミニハブが必要です。これは音声等から命令を受けると赤外線の信号を送ってくれる機械です。赤外線リモコンで動く機器なら登録すればほぼすべて操作可能になります。
一番音声操作できたら便利なのは照明です。うちのリビングにしている和室の照明はヒモを引っ張るタイプで壁にスイッチがありません。妊娠中にヒモを引っ張る前につまづいて危なかったので赤外線リモコンでオンオフできるようにしていました。下のような引掛シーリングにつけるアダプターです。(後継品でうちのより新しいタイプです。)
このリモコンをハブミニに読み込ませて連携すると、 SwitchBot 経由で Echo dot に話しかけたら照明の入り切りが音声操作できます。リモコンを読み込ませるのはオイルヒーターの設定と同じなので割愛します。
照明の設定画面から Amazon Alexa をタップすると Alexa に SwitchBot のスキルが読み込まれ連携することができます。 SwitchBot のデバイスやシーンが Alexa にデバイスとして認識されます。
初めは SwitchBot のアプリ側で照明をオンオフするそれぞれのシーンを作り、それを定型アクションで呼び出していたのですが、 Alexa にて照明を Echo dot と同じグループに設定してやると、特に定型アクションを設定しなくても照明がオンオフできることに気がつきました。しかもこの設定だと言葉の揺れにも対応していて、「アレクサ、照明をつけて」や「アレクサ、電気つけて」など助詞を抜いたり類語でも動作してくれます。
また部屋数が足りないのでわたしは和室の奥の 6 畳で寝ているのですが、寝る前に和室の電気をつけてスマホをいじって寝落ちしても、 SwitchBot のスケジュールを作っておけば照明を消してくれます。
テレビを Echo dot の Alexa で操作
テレビは Hisense の 40A35G なのですが、 SwitchBot にて自動で読み込む設定ではうまくリモコンが動作しないボタンがあったので、すべて手動で学習させました。
Alexa がテレビを認識してくれない
しかし Alexa からのテレビの操作がうまくいきません。「アレクサ、テレビつけて」というと「はい」というのですが、 1F のテレビはつかないのです。
デバイス一覧を見てみるとテレビが 2 つあり、そのうち 1 つは Fire TV Stick につながっています。この Fire TV Stick はわけあって実家にあるのです。 2 月に入り花粉がひどく飛び始め夫がまったく動けなくなったので慌てて荷造りして実家から引き上げてきたので持って帰ってくるのを忘れたのです。一応実家というグループを作りそちらに割り当てたのですが、自宅の 1 階のテレビではなく Fire TV Stick が刺さっているテレビをメインのテレビとして認識してしまうようです。
なので思い切って実家のテレビを削除してみたら、自宅で「アレクサ、テレビつけて」というと SwitchBot 経由で自宅のテレビの電源が入るようになりました。(無効にするだけではうまく動きませんでした。また確認はしていませんが実家のテレビが勝手についていた可能性もあります。)
テレビの選局
その他テレビのリモコンの細かいボタンも SwitchBot の手動実行のシーンとして登録すると、デバイスとして Alexa に認識されます。いちいちシーンに登録しないといけないのは Alexa 側からは SwitchBot にどんなボタンがあるかわからないからです。例えば SwitchBot で「地デジ」→「 1 」を「東海テレビ」としてシーン登録すると、 Alexa に「東海テレビ」というデバイスで認識され、「アレクサ、東海テレビつけて」というと選局してくれます。
デバイスとして認識されるので「シーン名」 + 「つけて」というブレースになるのですが、それだと不自然な場合は定型アクションにて実行条件にてフレーズを設定しアクションにシーンを選択すると任意のフレーズで音声操作できます。
テレビの音量操作
息子が Fire TV で YouTube をよく見ているのですが、テレビ番組の音量に比べて大きいのです。なので録画したアンパンマンなどを見せるときはリモコンで音量を上げていました。
これも音声で操作できると便利だと思い手動実行のシーンに音量を 7 上げるシーンと音量を 7 下げるシーンを登録しました。これだけだと「 Alexa 、テレビ音声上げるをつけて」というフレーズになってしまうので、 Alexa 側にて自然な命令文を登録しました。フレーズには「テレビの音量上げて」と「テレビのボリューム上げて」の 2 つが登録してあります。
しかしこれだと音量ボタンを 1 つずつ押していくので 7 つボリュームが上がるまで 7 秒くらいかかります。地味にイライラします。そこで SwitchBot のハブミニのテレビのリモコンに音量を 5 つ上げるボタンを登録して時間短縮を図ることにしました。
具体的には音量ボタンを少し長く押して登録しテストし 5 つ音量が上がる信号になるまで繰り返します。 5 つ下げるボタンも登録しました。これで音量が 7 つ上がる時間が 3 秒ほどになりイライラしなくなりました。
Alexa にしかない「待機時間」
基本的にリモコンの使うボタン名で SwitchBot にシーン登録して、不便なら定型アクションでフレーズを変えてやればいいのですが、ひとつだけ Alexa のアクション側にだけあり SwitchBot のシーンにはない機能があります。それは「待機時間」です。例えばテレビをつけテレビの録画リストを表示させたい場合、 SwitchBot でシーンを作ると外付け HDD を認識する前に録画リストボタンが押されてしまいます。
SwitchBot 側でテレビの電源ボタンを押すシーンと録画リストのボタンを押すシーンを作り、アレクサの定型アクションでテレビの電源→待機時間→テレビの録画リストというアクションを作ります。すると HDD がテレビに認識されてから録画リストのボタンの信号が出るので思った通りの動作をします。待機時間は機種によって違うので調整してください。うちの組み合わせだと 20 秒でした。
Fire TV の YouTube の広告スキップ
うちの Amazon Fire TV (第 2 世代)は公式には非対応ですが「アレクサ、 YouTube 見たい」というと Fire TV を起動しテレビの電源を入れ YouTube を開いてくれます。とても便利です。ただしアプリのアクティビティの音声履歴にはその記録が残りません。(最近は残るようになりました。)
YouTube の広告をスキップする件ですが、 HDMI-CEC ( HDMI リンク)経由でテレビの決定ボタンを押すとスキップできるので、決定ボタン SwitchBot の OK ボタンに割り当て「テレビ決定」を手動実行のシーンとして登録し、 Alexa で「 Alexa 、決定」のほか「 Alexa 、スキップ」というフレーズの定型アクションを作成しました。しかし Amazon Fire TV のバージョンが古いからか、自宅のある地域が田舎だからか、はたまた息子のアカウントで見ているからか、息子が見ている YouTube にまったく広告が入らなくなり未だに出番がないです。
あと便利なのが YouTube が途中から再生されるとき「アレクサ、最初から」というだけで動画の頭に戻ってくれます。これも何も設定しなくても使えました。時々使えないことがありますが。
Amazon プライム・ミュージックが手軽に聞ける
Amazon プライムに加入しているので、プライム・ミュージックが聞けるのですが全然活用できていませんでした。しかし Echo dot があれば「 Alexa 、どんぐりころころかけて」というと再生してくれます。童謡はかなりの数が聞けるようで息子もいろいろな曲が聞けて楽しそうです。最近のお気に入りは星野源の「ドラえもん」です。延々とリピート再生させられます。
そんな感じですっかり Alexa となかよしになってしまいました。息子がもっと赤ちゃんの頃抱っこで両手がふさがっているときとか照明をつけるのに使えたら便利だったなと今更ながら思いました。