うちのエアコンの設定温度では明け方室温が寒くなりすぎるので SwitchBot の温湿度計と組み合わせて息子の寝室を適温にしている話です。去年の夏の 6 〜 8 月の話です。
目次
真夏になるにつれ息子が寒がりになり鼻水を垂らすようになった
真冬、春と SwitchBot の温湿度計と組み合わせることで室温を 1 ℃以内で一定に保つことができていました。設定方法などは下記の記事を参考にしてください。今回は夏編です。
まず前提を書きますと一昨年までは Grobag などの赤ちゃんのための服装と室温の通りでよく寝ていました。夏はエアコンを冷房で 22 〜 23 ℃でかけ 1.0 tog のスリーパーを着せて寝かせていました。
→ tommee tippee : Grobag Guide : What to Wear
しかしどうも去年春先の 3 歳半くらいから寒がりになったというか温度の感じ方が大人に近くなったようでそれでは寒いようなのです。寒いとすぐに鼻水を垂らすので適温を探っていくと Grobag の表より 2 ℃高くて大丈夫になっていました。
6 月は室温 26 ℃が適温
去年の初夏の適温は 0.5 tog のスリーパーを着せて室温 26 ℃台でした。息子の部屋のエアコンは霧ヶ峰の一番ランクの低いものなので温度調整があまり正確ではなく、明け方になると冷えすぎて鼻水を出します。なので SwitchBot で明け方の 4 時以降室温が 26.5 ℃より高くなったらエアコンの設定温度を 28 ℃に上げて寒くなりすぎないようにしました。エアコンのスイッチを切って暑くなったらまた入れるという方法もあるでしょうが、エアコンは稼働し始めが一番電力を使うので電源を入り切りせず、設定温度の変更だけで対応しています。また廊下の温度が下がったときもエアコンの設定温度が上がるようにしています。そして、廊下の温度が 27 ℃より低い場合はエアコンを停止します。
シーンを書き出すと以下の通りです。
- 19 時に室温が 27 ℃より高い場合、エアコンを冷房 26 ℃で稼働
- 室温 26.5 ℃より高くかつ廊下の温度が 27.5 ℃より高い場合、エアコンを冷房 26 ℃で稼働 (19:00 〜 4:00)
- 室温 26.0 ℃より低くかつ廊下の温度が 27.5 ℃より高い場合、エアコンを冷房 27 ℃で稼働 (19:00 〜 4:00)
- 室温 26.5 ℃より高くかつ廊下の温度が 27.5 ℃より高い場合、エアコンを冷房 27 ℃で稼働 (4:00 〜 7:30)
- 室温 26.0 ℃より低くかつ廊下の温度が 27.5 ℃より高い場合、エアコンを冷房 28 ℃で稼働 (4:00 〜 7:30)
- 室温 25.5 ℃より低くかつ廊下の温度が 26.5 ℃より高い場合、エアコンを冷房 29 ℃で稼働 (19:00 〜 7:30)
- 室温 27.0 ℃より高くかつ廊下の温度が 27.0 〜 27.5 ℃の場合、エアコンを冷房 27 ℃で稼働 (19:00 〜 7:30)
- 室温 26.5 ℃より低くかつ廊下の温度が 27.0 〜 27.5 ℃の場合、エアコンを冷房 28 ℃で稼働 (19:00 〜 7:30)
- 室温 27.0 ℃より低くかつ廊下の温度が 27.0 ℃より低い場合、エアコンを停止 (22:00 〜 7:30)
7 月は室温 27 ℃、 8 月は室温 28 ℃が適温
6 月初めは 26 ℃台でよかったのが 7 月に入るとまた鼻水を出し寒いといい出しました。室温 27 ℃台になるようにして様子を見るもまた寒いといい出し、 8 月には 28 ℃台になるようにしないと鼻水が出るようになってしまいました。
28.5 ℃を上回ると 28 ℃設定にして、 28 ℃を下回ると 29 ℃設定になるようにシーンを作りました。明け方屋外が寒くなるとエアコンの効率が上がるらしく部屋が冷えすぎてしまいます。なので気温が下がる明け方の 4 時からは、 28.5 ℃を上回ると 29 ℃設定にして、 28 ℃を下回ると 30 ℃設定にするようにしました。
- 室温 28.5 ℃より高くかつ廊下の温度が 28.5 ℃より高い場合、エアコンを冷房 28 ℃で稼働 (19:31 〜 4:00)
- 室温 28.0 ℃より低くかつ廊下の温度が 28.5 ℃より高い場合、エアコンを冷房 29 ℃で稼働 (19:31 〜 4:00)
- 室温 28.5 ℃より高くかつ廊下の温度が 28.5 ℃より高い場合、エアコンを冷房 29 ℃で稼働 (4:00 〜 7:30)
- 室温 28.0 ℃より低くかつ廊下の温度が 28.5 ℃より高い場合、エアコンを冷房 30 ℃で稼働 (4:00 〜 7:30)
上記の設定で真夏の 7 月後半と 8 月前半は問題がなかったです。
8 月下旬から秋に近づき気温が下がるのが早くなり未明の室温が下がる
8 月後半になり明け方、気温が下がるのが早くてなりました。日中の気温が寒い日も早く気温が下がります。そして朝息子が鼻水を垂らすのです。そしてそれまで明け方 4 時で決め打ちして設定温度を上げていましたが、秋に近づくにつれ外気温が下がるのが早くなり冷房効率が上がり室温が下がる時間が一定でなくなりました。
外気温の影響を受けてエアコンの効率が変わっているので、外気温をトリガーにするようにしなければ解決できません。なので春先に百葉箱を作るか検討して、結局 2 階廊下に SwitchBot の温湿度計を置くことで解決したのですが、夏は小屋裏が温まっているので 2 階の廊下の温度が下がるが遅いし、晴れの日と雨の日ではだいぶ温度が違うのでトリガーには使えそうにありません。そこで今度こそ百葉箱を作ることにしました。百葉箱の作り方は別の記事にまとめます。百葉箱の中に SwitchBot の温湿度計を仕込み外気温を測定することでシーンのトリガーに利用できます。
SwitchBot 温湿度計用百葉箱の作り方を下記の記事にまとめました。
そしてこの記事をまとめている 2023 年の 3 月に防水の温湿度計が発売されるようです。去年ほしかったです!
Yahoo! 天気の 1 時間ごとの予報と照らし合わせると息子が鼻水を出すのは気温が 25 ℃である時間が長く続くときです。なので外気温 25 ℃を分岐点にして、それ以下になったら 29 ℃と 30 ℃のどちらかでの運転にしてみました。
- 室温 28.5 ℃より高くかつ廊下の温度が 28.5 ℃より高くかつ外気温が 25.0 ℃より高い場合、エアコンを冷房 28 ℃で稼働 (19:30 〜 7:00)
- 室温 28.0 ℃より低くかつ廊下の温度が 28.5 ℃より高くかつ外気温が 25.0 ℃より高い場合、エアコンを冷房 29 ℃で稼働 (19:30 〜 7:00)
- 室温 28.5 ℃より高くかつ廊下の温度が 28.5 ℃より高くかつ外気温が 25.0 ℃より低い場合、エアコンを冷房 29 ℃で稼働 (19:30 〜 7:00)
- 室温 28.0 ℃より低くかつ廊下の温度が 28.5 ℃より高くかつ外気温が 25.0 ℃より低い場合、エアコンを冷房 30 ℃で稼働 (19:30 〜 7:00)
しかし外気温 25 ℃を分岐点にしたのでは室温が 28 ℃を下回って何度も 29 ℃するシーンが動いています。 SwitchBot の温湿度計は 28 ℃前後ですが、 dretec の温度計と 0.3 ℃程度の誤差があるので、実際の室温は 27 ℃台になっていると思われます。このときの百葉箱に設置した屋外温湿度計は 26.5 ℃なので、分岐点を変更することにしました。
外気温が 25 〜 26.5 ℃のときに、室温が 28.5 ℃を上回ると 29 ℃設定にして、 28 ℃を下回ると 30 ℃設定にしました。
そして廊下の温度が 28.5 ℃、外気温が 25 ℃を下回ったらエアコンを停止するシーンも追加しました。(停止は内部クリーンが働くように学習させた信号を使っています。)
まとめると下記のようです。
- 室温 28.5 ℃より高くかつ廊下の温度が 28.5 ℃より高くかつ外気温が 25.0 ℃より高い場合、エアコンを冷房 28 ℃で稼働 (19:30 〜 7:00)
- 室温 28.0 ℃より低くかつ廊下の温度が 28.5 ℃より高くかつ外気温が 25.0 ℃より高い場合、エアコンを冷房 29 ℃で稼働 (19:30 〜 7:00)
- 室温 28.5 ℃より高くかつ廊下の温度が 28.5 ℃より高くかつ外気温が 25.0 〜 26.5 ℃の場合、エアコンを冷房 29 ℃で稼働 (19:30 〜 7:00)
- 室温 28.0 ℃より低くかつ廊下の温度が 28.5 ℃より高くかつ外気温が 25.0 〜 26.5 ℃の場合、エアコンを冷房 30 ℃で稼働 (19:30 〜 7:00)
- 室温 28.0 ℃より低くかつ廊下の温度が 28.5 ℃より低くかつ外気温が 25.0 ℃より低い場合、エアコンを停止 (21:00 〜 7:00)
しかしこのシーン群では日の出と共に外気温が上がり 26.5 ℃を超えたとき、また 28 〜 29 ℃のシーンで動いてしまい部屋が冷えてまた鼻水を出してしまいました。なので 4 時以降は強制的に 29 〜 30 ℃の間で運転させることにしました。あと条件に穴があり室温 28 ℃より低くて廊下の温度が 28.5 より高く外気温が 25 ℃より低い場合はエアコンを 30 ℃で運転させることにしました。
シーン群を書き出すと以下のようです。
- 室温 28.0 ℃より高く扉を閉めた場合、エアコンを冷房 28 ℃で稼働 (18:45 〜 19:30)
- 室温 28.5 ℃より高くかつ廊下の温度が 28.5 ℃より高くかつ外気温が 25.0 ℃より高い場合、エアコンを冷房 28 ℃で稼働 (19:30 〜 4:00)
- 室温 28.0 ℃より低くかつ廊下の温度が 28.5 ℃より高くかつ外気温が 25.0 ℃より高い場合、エアコンを冷房 29 ℃で稼働 (19:30 〜 4:00)
- 室温 28.5 ℃より高くかつ廊下の温度が 28.5 ℃より高くかつ外気温が 25.0 〜 26.5 ℃の場合、エアコンを冷房 29 ℃で稼働 (19:30 〜 4:00)
- 室温 28.0 ℃より低くかつ廊下の温度が 28.5 ℃より高くかつ外気温が 25.0 〜 26.5 ℃の場合、エアコンを冷房 30 ℃で稼働 (19:30 〜 4:00)
- 室温 28.0 ℃より低くかつ廊下の温度が 28.5 ℃より高くかつ外気温が 25.0 ℃より低い場合、エアコンを冷房 30 ℃で稼働 (19:30 〜 7:00)
- 室温 28.5 ℃より高くかつ廊下の温度が 28.5 ℃より高い場合、エアコンを冷房 29 ℃で稼働 (4:00 〜 7:00)
- 室温 28.0 ℃より低くかつ廊下の温度が 28.5 ℃より高い場合、エアコンを冷房 30 ℃で稼働 (4:00 〜 7:00)
- 室温 28.0 ℃より低くかつ廊下の温度が 28.5 ℃より低くかつ外気温が 25.0 ℃より低い場合、エアコンを停止 (21:00 〜 7:00)
- 入るモードの場合、エアコンを停止 (6:45 〜 7:45)
部屋を 28 〜 28.5 に保つのに 10 つもシーンを組んで全然スマートではありませんが。開閉センサーを取りつけたのでエアコンのオンオフを開閉センサーに任せました。
これのシーン群で外気温が 24.7 ℃まで落ちても、室温は 28 ℃台に保たれるようになりました。息子も前よりは鼻水を出さず元気に過ごせるようになりましたが、夏中ほぼ鼻水を出していたのでプールに入れなくてかわいそうなことをしました。そして鼻水を出していた原因は室温だけではなかったようなのでそれについてはまた今度記事にします。