リビングにいると洗面所の洗濯機の報知音が聞こえないので、洗濯が終わったことに気づかず干す時間も遅くてなってしまします。そこで今年 1 月頃に発売された SwitchBot のプラグミニが電力をトリガーにできるようになったので試しに買って洗濯の終了通知を iPhone に送るようにしました。今年 5 月の話です。
目次
SwitchBot プラグミニとプラグの比較
これが SwitchBot プラグミニです。ミニとついていますが SwitchBot プラグとそんなに大きさは変わりません。
1 階の加湿器につけている SwitchBot プラグと比べてみました。
上が SwitchBot プラグで SwitchBot プラグミニです。横幅は小さくなっています。
しかし奥行きが大きくなっており、体積的はあまり変わりません。あとスイッチがプラグは正面についていますが、プラグミニは右側面についています。
外観で一番の変更点はプラグの栓刃(コンセントに挿す金属部分)の片方が大きくなっていることです。これは極性をきっちり合わせるためです。 SwitchBot プラグにも背面に「 N 」と刻印されていますが差す方向を逆にして壊れる事案が多かったのでしょう。
コンセントの極性と栓刃の太さ
壁のコンセントの穴はよく見ると左側が長く右側が短いです。長い方にはアースがあり検電が確認できるドライバーを差しても LED は光りません。 SwitchBot プラグミニはこれに合わせ刺す方向が決まっているのです。
壁コンセントに刺してみました。 2 つ口なら干渉することなく使えそうです。
また延長コードではコンセントの穴が左右同じものと極性を意識して片方が大きいものがあります。大きい穴に「 W 」や「 N 」の刻印があります。
いくら延長コードが極性に対応していても延長コードのプラグを挿す方向が違ったら意味がありません。延長コンセントのコードに線が書いてあったり盛り上がっていたり角ばっているほうがアースありの方なのでコンセントの穴が長い方に差すようにします。
延長コードでもコンセントの片方の穴が長いものなら問題なく使えます。
SwitchBot プラグミニの設定手順
内部的に大きな変更点は Bluetooth が搭載されたことです。これにより初期設定時に SwitchBot プラグでは iPhone の Wi-Fi を SwitchBot プラグの Wi-Fi につなげる必要があったのですが、 SwitchBot プラグミニでは Bluetooth で接続できるのでわずらわしさがなくなりました。また Bluetooth で接続できるので SwitchBot リモートボタンも利用できます。
SwitchBot プラグミニの設定の手順です。
プラグをコンセントのに挿しアプリ右上の「 + 」ボタンをタップし「デバイスの追加」画面を表示します。「 Bluetooth デバイスを検出中…」のところに「プラグミニ (US) 」と表示されますがこれをタップして進めても設定できません。右下の「プラグミニ (JP) 」をタップすると設定することができます。コタツやホットカーペットなどの電熱器には使えない趣旨の注意事項が表示されます。
2.4 GHz 帯の Wi-Fi に接続するように注意が表示されます。 Wi-Fi の SSID とパスワードを入力します。するとプラグミニが Wi-Fi に接続されます。プラグミニに名前をつけルームを選択し「次へ」をタップします。
「成功」と表示されれば設定は完了です。連携しているので Amazon の Alexa にも自動的にデバイスが認識されました。マイホームに「プラグミニ FA 」が追加されました。
プラグミニの画面です。消費電力がほぼリアルタイムでわかります。「過去の使用量」からまた積算の使用電力と使用時間がわります。月をタップするとその月の電力消費量が見られます。
また SwitchBot プラグではデバイス一覧のプラグのアイコンをタップするとオンオフができますが、誤タップしてしまうこともあります。誤作動防止のために確認のポップアップを出す設定をすることができるようになりました。
洗濯機のプラグとコンセントの間に SwitchBot プラグミニをつけ電力を測定
うちの洗濯機は 10 年以上前に購入したシャープの ES-T703 です。乾燥機能もないシンプルな縦型洗濯機です。
現在の洗濯機のコンセントです。脱水途中でアクシデントがあり洗濯が止まるとチャイルドロックされたままでフタが開かないので 100 均の電源タップで電源を落とせるようにしていました。
これを SwitchBot のプラグミニに置き換えます。極性を合わせて挿すとスイッチが窓側になってしまい少し押しにくいです。 SwitchBot プラグよりプラグミニのほうが横幅が短くなったので、柱ギリギリについているうちのコンセントにも挿すことができました。
洗濯機のスイッチを切った状態だと 0.0 W 。
洗濯機のスイッチを入れた状態で 1.5 W 。
洗濯の洗い中だと 319.1 W 。
脱水中だと 278.7 W 。
洗濯が終了した通知をスマホに送るシーンの作成
というわけで以下のシーンを作成しました。
- 電力が 1 W より低いとき「洗濯が終わりました!」とプッシュ通知
シーンのアクションを作成画面にて「プラグミニ FA 」をタップ。「電力」をタップ。「 1 W より低い」を選択し OK をタップ。
SwitchBot プラグミニを買った当時は 10 W の下が 1 W しか指定できなかったのですが、アプリのアップデートで 1 〜 10 W は 1 W 刻みで指定できるようになりました。 1 〜 10 W は 1 W 刻み、 10 〜 100 W は 10 W 刻み、 100 〜 1400 W は 100 W 刻みで数値が指定できます。
「アクションを追加」をタップし、「アクションを選択」画面にて一番上の「プッシュ通知」をタップ。「洗濯が終わりました!」と文言を入れ保存。
「作成」をタップしてシーンの完成です。洗濯が終了するとこのようにスマホに通知がきます。シーン設定にて「通知設定」をオンにしているので通知が 2 通届きます。不要ならオフにしてください。
まとめ
せっかく設定したのですが、 SwitchBot からの通知をサイレントにしているので、気がつかないことが多いです。でも洗濯が終わってそうな時間に iPhone を確認して洗濯が終了していれば通知が届いているので洗面所まで見にいく手間は省けます。あとドライモードだと脱水に移る前に電力が 1 W を切るようで 3 回ほど通知がきてしまいます。 1 W 以下も 0.1 W 刻みでトリガーで使えるともっと便利なのにと思っています。
洗濯が終わったあと Amazon Echo dot の Alexa に話してもらいたいと思っていますが、どうやら仮想スイッチを作成して……、となんだか難しそうなのでまだ手をつけていません。